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すき家 人手不足で営業不能 [ニュース]

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【 牛丼チェーン大手の「すき家」 バイト反乱で営業不能 】

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全国で約1800店舗展開している、牛丼チェーン大手の「すき家」。
2008年に、同じく牛丼チェーン大手の「吉野家」を追い越し、店舗数で業界最大手となった。
しかし、その「すき家」の店舗が今相次いで営業時間の短縮や休業に追い込まれている。
それは、人手不足の業務量の増加が追い打ちをかけ、アルバイトが逃げ出す事態が相次いで起きているためだ。

なぜ店員が足りなくなっているのか。
すき家の店舗には正社員がほとんどおらず、アルバイトが運営を担っている。
そのアルバイトの採用が景気回復により難しくなる中 今回、今年冬に発売した新メニュー「牛すき鍋定食」が引き金を引いた。
店舗ごとに1人前ずつ肉を煮て、野菜などの具材を切り、それを小分けしたりなど仕込み時間が、普通の牛丼の15分に対し、1時間以上はかかるという。
すき家の最大の売りは、他の牛丼チェーンに比べて豊富な種類のメニューだ。
しかし当然ながら、メニュー数が多いとそれを作るアルバイトスタッフへの負荷も高まる。
そもそも、メニュー数が多いだけならまだしもすき家のバイトは残酷ながら、通常勤務中は1人(ワンオペレーション)である。会計から掃除、接客、洗物、仕込み、調理まで全て1人でこなさなければならない。実際の現場では、厨房から離れられず、トイレ休憩すらままならないという。

このワンオペ(ワンオペレーション)は、店舗運営において人件費などのコスト削減になるが、一方では防犯が手薄になるなどの要因にもなる。
そのため、強盗事件などが相次ぎ2011年には社会問題にもなった。

これにより警視庁の指導を受けた「すき家」は、防犯設備の増強とともに、人員の採用も強化した。人員を増やすことで一時ワンオペの店舗を減らし、労働環境の改善へ繋げる。
そもそも、なぜここまでの事態になるまで会社は気付けなかったのであろうか。
「まさか、ここまでとは、、」とすき家の本社では、各地でのこうした出来事を知り頭を抱えた。
本社は正確に状況把握を出来ていなかったのだ。

この反省を踏まえ、すき家は今年6月に全国7つのエリアに分社化し、それぞれ現場の情報を迅速に把握できる体制を整えると同時に、各エリアの勤務形態の変更や労働環境の改善などの権限をトップに移管する方針だ。

今回の事例はたまたま「すき家」だったのかもしれない。
本社と現場との"ずれ"が生じ、結果的に人員不足や過酷な労働を強いていしまったかもしれない。
しかしこの本社と現場との"ずれ"はどの会社においても生まれるものであり、会社が大きくなればなるほどこの"ずれ"は大きくなっていくのかもしれない。




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